旅行中は携帯の充電を気にせず楽しみたいから必ず持ち歩くモバイルバッテリー。
最近ではモバイルバッテリーの異常発熱やショートが原因で火災や爆発といった事故が発生するリスクも広く認識されています。
そうした危険性から、モバイルバッテリーを飛行機内に持ち込む際にも細かいルールが決められています。
この記事ではモバイルバッテリーの持ち込みルールをわかりやすく整理しました。
あらかじめ確認して、しっかり準備しておけばストレスフリーに旅行を楽しめます!
なお、ルールは変更されることや国・空港ごとに異なる場合があるため最新の情報をお確かめください。
◎モバイルバッテリーの持ち込みルール
日本をはじめ多くの国や航空会社でモバイルバッテリーの持ち込みや取り扱いに関するルールが定められていますので確認しましょう。
まず大前提として、モバイルバッテリーは預け入れ手荷物に入れることはできません。必ず機内持ち込み手荷物に入れましょう。
また持ち込む場合は偶発的な作動や短絡(ショート)を防ぐために端子部分を保護したり、個別のケースに入れて持ち運ぶのが安心です。
さらに、持ち込めるモバイルバッテリーには容量や個数の制限があります。詳しくは次の章で解説します。
また、機内での使用についても注意が必要です。日本では国土交通省の発表により、モバイルバッテリーの機内での取り扱いに関する新たなルールが適用されました。
機内で座席のコンセントからモバイルバッテリーへの充電をしないこと、モバイルバッテリーから他の電子機器への充電をしないことが求められています。
詳しくは国土交通省の発表もご確認ください。
報道発表資料:モバイルバッテリーの機内持込みの新たなルールについて<br>~4月24日から新たなルールを適用します~ – 国土交通省
具体的な運用は航空会社や渡航先の国によって異なる場合もあるため、搭乗前に利用する航空会社の案内も確認しておくと安心です。空港や機内では検査場の案内や乗務員の指示に従うようにしましょう。
◎Whって何?機内に持ち込めるモバイルバッテリーの条件
一般的なモバイルバッテリーにはリチウムイオン電池が使用されています。これは充電して繰り返し使える電池のことを指していると考えて良いでしょう。そしてリチウムイオン電池の持ち込み基準は以下の通りです。
- 100Wh以下→個数制限なし
- 100Wh~160Wh→1人2個まで
- 160Wh以上→機内持ち込み禁止
個数制限については次で詳しく解説しますのでまずはWh(ワット時定格量)について説明します。Whとは電力量を表す単位で、モバイルバッテリーの容量を示す単位として用いられています。
海外旅行に持って行くモバイルバッテリーを選ぶ場合は容量をしっかり確認しましょう。
しかしいざモバイルバッテリーの容量を確認しようと思うと様々な数値が書いてあってどれを見ればいいの⁉︎と混乱する方も多いはず。(私もその一員でした…)
見るべきポイントはバッテリーの容量(Battery Capacity)です。製品サイトや取扱説明書で確認してみましょう。
更にバッテリーの容量にWhではなくmAhという単位が使われていることもしばしば…
ここで160Wh以下の目安 と、mAhからWhへの換算方法を紹介します。
皆さんが気になっているであろう、私のモバイルバッテリー持ち込めるの⁉︎という疑問にまずお答えすると、一般的に大容量とされる20000mAhクラスのモバイルバッテリーは基本的に74Whなので問題なく機内持ち込み可能です。
mAhからWhに換算するには電圧(V)も用いて、
Wh=mAh×V÷1000
で求めることができます。
※ここで使う電圧は、製品に記載されている出力や入力時の電圧ではなくバッテリー本体の定格電圧(一般的に3.7V)です。
10000mAhなら約37Wh、20000mAhなら約74Whというイメージです。私が持ち歩いているモバイルバッテリーは22000mAhのもので計算すると約81Wh。いつも問題なく持ち込みできています。
◎持ち込みできる個数制限
モバイルバッテリーの容量が確認できたところで、次に気をつけるべきポイントが個数制限です。リチウムイオン電池の個数制限についておさらいすると
- 100Wh以下→個数制限なし
- 100Wh~160Wh→1人2個まで
ほとんどのモバイルバッテリーは100Wh以下に収まるので個数制限はありませんが、モバイルバッテリー以外にもリチウムイオン電池が使われている電子機器がたくさんあるので要注意です。電子機器の持ち込みについては別の記事で紹介しますが、充電して使う電子機器には基本的にリチウムイオン電池が使用されています。持ち込む予定の電子機器が160Whを超えていないか、100-160Whの範囲の物が2つ以上ないかパッキングの時に確認しましょう。
◎スマートバゲージの持ち込みについて
最近人気のモバイルバッテリー内蔵のスーツケースや電動の乗り物としての機能がついたスーツケース。総称してスマートバゲージとも呼ばれています。これらももちろんリチウムイオン電池が使われていますので持ち込み制限には注意が必要です。スマートバゲージに内蔵されるリチウムイオン電池には追加のルールがあり、スマートバゲージ本体からバッテリーが取り外せる構造であることが条件です。検査場や機内で電池を取り外すよう指示される場合もありますので外し方も事前に確認しておきましょう。
◎よくあるNG例
- モバイルバッテリーを預け入れ手荷物に入れてしまい呼び出しを受ける+預けた手荷物を取り出して再度確認、結果として便が遅延…
- いつも持ち歩いているから、と容量を確認せず超大容量のモバイルバッテリーを持ち込む
- 100Wh~160Whのリチウムイオン電池が入った電子機器を2つ以上持ち込もうとして検査で止められる
- スマートバゲージの電池を外すよう言われ、外し方がわからず検査場や機内であたふた…
事前にしっかり確認して安全に、スムーズに飛行機に乗りましょう!
◎まとめ
この記事ではモバイルバッテリーを中心にリチウムイオン電池の機内持ち込みについて紹介しました。
- モバイルバッテリーは必ず機内持ち込み手荷物に入れる
- モバイルバッテリーの容量が規定内か事前に確認
- スマートバゲージのバッテリーも要注意
海外旅行に必須のモバイルバッテリーですが事前に必ず持ち込みルールを確認しましょう!出発前に「容量(Wh)・個数・収納場所(機内持ち込み)」の3点を確認しておくと安心です。
※ルールは変更される場合や国・空港ごとに異なることがあります。係員の案内に従って検査を受けましょう。
